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育休制度のまとめ!男性が育休を取得するメリットを考えてみた

こんにちは、パパレレです。今回は男性の育休について話したいと思います。

今回のPoint
  • 育休は子どもを育てるために仕事を休む制度なので、男性も取得が可能
  • 育休を取得できる期間は原則子どもが1歳になるまで。ただし、1歳2か月まで取得できたり、2歳まで延長ができたりする。
  • 育休取得中は、会社からの給料は出ないが、国から給付金が出る。
  • パパレレが思う育休取得の最大のメリットは◯◯

そもそも育休はどんな制度なのか

育児休業(育休)とは「育児・介護休業法」に定められた制度です。

一言で表すなら「子どもを育てるために仕事を休む」ことです。

育休=子どもを育てるために仕事を休む

そのため、もちろん男性も育休の取得が可能です。

取得できる期間は、原則子どもが1歳になるまでですが、最長2歳まで延長が認められることもあります。

また、育休中は仕事をしていないので、基本的に会社から給料は出ません。ただし、国から給付金という形で手当てが出ます。

詳しく説明していきます。

(注意! 来年から法律が一部変わりますが、2021年8月時点の制度内容を以下で説明します)

誰が取得できる?

育休は会社員や公務員の方が取得できます

契約社員の方も取得することができますが、1年以上働いた実績があることと子どもが1歳6か月になるまで働き続けることが明らかな場合が取得の条件となっています。

なお、日雇労働者の方は育休を取得することができません。

いつまで取得できる?

育休を取得できるのは、子どもが生まれてから原則子どもが1歳になるまでです。

ただし、保育所等に入れなかった場合は、1歳6か月になるまで育休の延長が可能です。

さらに、1歳6か月になった後も保育所等に入れなかった場合は、子どもが2歳になるまで育休の延長が可能です。

 

夫婦が共に育休を取得する場合は、子どもが1歳2か月になるまで育休を取得することができる「パパ・ママ育休プラス」という制度もあります。

いつ頃誰に申請するの?

育休の取得は取得の1か月前までに雇用主に申請することとなっています。

実務上は、会社の総務担当の方などを通して申請しますので、取得の方法がわからない場合は、総務の方にご相談ください。

育休中の給料はいくらもらえるの?

育休中は会社からの給料は出ませんが、国から給付金が出ます

給付金の計算式は次の通りです。

 

休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 67%(育休取得半年以降は50%)

 

 

給付額の目安として、厚生労働省のQ&Aでは次の通りとされています。

 

「Q7 育児休業給付の受給できる額は、例えば1か月でどの程度もらえるのか、だいたいの金額を教えてください。」

・平均して月額15万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額10万円程度、6か月経過後の支給額は月額7,5万円程度
・平均して月額20万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額13,4万円程度、6か月経過後の支給額は月額10万円程度
・平均して月額30万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額20,1万円程度、6か月経過後の支給額は月額15万円程度

引用元:Q&A~育児休業給付~(Q7)

 

どれくらいの男性が育休を取得しているの?

令和2年度の男性の育休取得率は12.65%となりました。

令和元年度の男性の育休取得率は7.48%だったため、5.17ポイントも上昇しました。

男性の育休取得のすそ野は広がってきている印象です。

参考:令和2年度雇用均等調査(厚生労働省)

なぜ男性の育休取得が必要なの?

イクメンプロジェクトのHPには、なぜ男性の育児休業が必要なのか記載されていますので、抜粋します。

積極的に子育てをしたいという男性の希望を実現するとともに、パートナーである女性側に偏りがちな育児や家事の負担を夫婦で分かち合うことで、女性の出産意欲や継続就業の促進にもつながります。

また、急速に進む少子化の流れから、年金や医療などの社会保障制度が立ち行かなくなってしまうという危機的な状況にあり、次世代を担う子どもたちを、安心して生み育てるための環境を整えることが急務となっています。引用:イクメンプロジェクト

要するに、仕事と育児を両立させるためってことですが、私は男性が育休を取得する意義は夫婦の「睡眠時間の確保」にあると思っていますw

詳しくは、下記の育休取得中に感じたメリット・デメリットのところでお話します。

パパレレの場合

パパレレは、30代、地方公務員として9年勤めています。

地方公務員の場合、一般企業の方と育休の制度が若干異なるのですが、概ね同様なので、参考になると思います。

申請した期間と職場に相談した時期

育休取得の期間は2021年6月から2021年12月末までの約7か月です。

職場への相談は、育休取得予定の約半年前である2020年12月頃にしていました。

もらっている手当の額

パパレレの場合、一日当たり10,968円で計算されています。

例えば、7月の育児手当は10,968円 × 22日相当分 = 241,142円でした。

 

なぜ育休を取得したのか?

我が家は妻と私の二人がフルタイムで働いている共働き世帯です。

私の実家も妻の実家も離れた位置にありますし、まだ働いているので支援をあまり期待できない状況でした。

 

また、初めての子どもで、我々夫婦が子育てへの不安を感じていたので、それなら二人でがんばっていこうということで、育休取得を決めました。

なぜ半年の育休取得なのか?

私の職場は、育休等を取得した場合に、アルバイトを雇って業務を継続する制度となっています。

短く取得するよりは、ある程度長期間休業した方が、代わりの方も見つけやすいと感じました。

そういう意味では当初1年間の取得も想定していましたが、妻から「半年でよい」と言われましたので、半年にしました(笑)

育休取得中の気持ちの変化

育休前・育休初期・現在といろいろと気持ちに変化がありました。

育休前:職場から離れることの一抹の悲しさ

一時的とはいえ、職場から離れることが悲しかったです。

悲しかったというか、「職場を離れる=前線から退く」みたいに感じて、自己肯定感がダダ下がりでしたw

育休初期:やれることを探す日々

育休取得初期の頃は、とにかく自分にやれることを探す毎日でした。

まずは、家事と言って思い当たる掃除・洗濯・料理などを引き受けるようにしました。

ただ、できないことが多すぎて、妻からダメ出しを食らう日々。

自尊心が傷つけられましたw

現在(2か月目):少しずつ自信を取り戻しつつある

職場から離れることが悲しかった育休前でしたが、今ではむしろ家庭から離れたくありません(笑)

子どもの成長を間近で感じられるのは楽しいし、全然できなかった家事・育児が少しずつできるようになっています。

やっぱりできないことができるようになっていくのは楽しいです。

そのため、失った自己肯定感と自尊心を取り戻しつつあります(笑)

 

そんな今だからこそ感じる、育休取得のメリットとデメリットを最後にお話しします。

育休取得中に感じたメリットとデメリット

メリット
  • 子どもの成長を常に感じていられる
  • 料理が好きになる
  • 地域のことがわかる
  • 育休取得したことを妻にめちゃめちゃ感謝される
  • 育休取得したことを周りからめちゃめちゃ褒められる
  • 子どもが寝ている時間などはスキルアップの時間に充てられる
デメリット
  • 収入が減る
  • 自分のことにお金を使う余裕がなくなる
  • 新たな人との出会いがほぼなくなる
  • まとまって寝れない
  • 嫁とのコミュニケーションに悩まされることが増える

 

特に自分は「寝れない」ってのがかーなーりキツいですw

うちの子は夜中に2~3時間おきにお腹が減って起きだすので、まとまって寝ることができません。

寝れないストレスが原因で嫁とのコミュニケーションに悩まされることも増えるという印象です。

 

育休取得していなかったら、夫婦ともに寝不足で疲弊していましたね。確実に。

 

育休取得の最大のメリットは、睡眠時間を確保することによって夫婦がお互い安定した精神状態でいられることだと言っても過言ではないと思いますw

 

まとめ

Point
  • 育休は子どもを育てるために仕事を休む制度なので、男性も取得が可能
  • 育休を取得できる期間は原則子どもが1歳になるまで。ただし、1歳2か月まで取得できたり、2歳まで延長ができたりする。
  • 育休取得中は、会社からの給料は出ないが、国から給付金が出る。
  • パパレレが思う育休取得の最大のメリットは睡眠時間の確保

 

いかがでしたでしょうか。

男性の育休取得については、まだまだマイノリティなので、取得することに対して不安を感じる方も大勢いらっしゃると思いますが、少しでも参考になればうれしいです。